関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)東京【6】杉の木陰のみち

東京都コースも残すところあと2本。近ごろ急激に慣れ親しんだ「武蔵五日市」駅に別れを告げ、日の出山から御岳山をめざします。日の出山山頂までは階段メイン。ゴロゴロ転がる落石に直近の日付を見つけ「こんなん落ちてきたら」とゾッとしながら歩きます。山頂では都心までは見えなかったものの西武ドームが見えました。武蔵御獄神社に詣ったあとは、杉並木をひたすら下る、下る。「御嶽」駅で生ビールをいただいてから、笑う膝を抱えながら帰路についたのでした。

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関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)東京【5】鍾乳洞と滝のみち

涼を求めて東京【5】鍾乳洞と滝のみちへ。登山道に入る前から黒いアゲハチョウに迎えられ、ウキウキと登坂開始。岩を登ったり沢を渡ったりと結構ハードなコースと、とにかく暑いのでがっつり体力を奪われてバテバテながら、次々と現れる滝に癒されます。小天狗滝、天狗滝、綾滝と進み、「富士山が見えないのはお約束」な富士見台へ。道中2匹のマムシにビビりつつも大滝へとぐんぐん下り、大岳鍾乳洞でクールダウンしてからさらに林道を下って、1時間のバス待ちの末に参院選投票所へと急いだのでした。

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関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)東京【4】歴史のみち

猛暑日予報のなか、東京【4】歴史のみちへ。東京都内のコースでは最短の8キロなので、ちょっとのんびりモードです。とはいえ、檜原村と自宅の往復だけでも7時間ほどかかるのでやっぱり一日がかりに。かつては「甲州古道」として人馬が往来していたという「浅間尾根」をたどって、標高903メートルの浅間嶺を超え、都内で唯一「日本の滝百選」に選ばれたという「払沢の滝」へ下るルート。下山道の途中では念願のカモシカとの遭遇を果たし、名爆で涼んだよい休日となりました。

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関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)東京【3】富士見のみち

「陣馬高原下」バス停から先週下った道をえっちらおっちらスタート。1週間ぶりの和田峠から山道に入ると、醍醐丸、連行峰、茅丸と次々に山頂を経由する楽しい尾根道です。それぞれに巻道がついていて、うっかりすると誘惑に負けそう……。「富士見のみち」ということでそれなりに期待してきましたが、夏草が茂っているせいかほぼ眺望はなし。とはいえ、三国峠までは神奈川・東京の、その先は山梨・東京の県境を辿る尾根道を気持ちよく歩けました。

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関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)東京【2】鳥のみち

19.4kmとこれまでで最長のロングトレイルなので、最近新設された相模原ベースに前泊。2週間ぶりの高尾山から裏高尾へ。もみじ台で「なめこ汁」、小仏城山で「城山盛かき氷」を食べて、前回の無念を晴らしました。小仏峠からはぐんぐん山道を登り、相模湖や広々とした関東平野が見下ろせる景信山に到着。ひと休みしたのちに明るい尾根道を気持ちよく進んで、陣馬山にたどり着きました。都県境の標高854.8mから望む365度の眺望は圧巻。一気に和田峠まで下り、「次回はここを上るのか」などとため息をつきながら舗装路を延々下ったのちに、「陣馬高原下」バス停から臨時バスで帰路に着いたのでした。

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関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)東京【1】湖のみち

いよいよ東京都へ!1日3便でおなじみの「梅の木平」バス停から三沢峠へは神奈川【14】峰の薬師へのみちで下ったルートを逆行。その先は左下に湖の気配を感じつつ(見えそうで見えない)、尾根道を進みます。これまでと段違いに賑やかな道中に、「さすが大東京」なんて思いながら大洞山、大垂水峠と越えれば小仏城山の山頂に到着。なんと茶屋まである!そこから高尾山までの道は素晴らしく整備されていて、たどり着いた高尾山頂は「銀座か!?」と見紛うばかりの賑わい。「やっぱり東京は都会ずら〜」を再確認したのでした。

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関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)神奈川【17】北条武田合戦のみち

関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)神奈川【17】北条武田合戦のみち

昨年末の思いつきからはじまった関東ふれあいの道神奈川の日々、「GWまでに県内制覇できるといいな」との思いが遂げられました!前半は神奈川【12】丹沢山塊東辺のみちと共通のルートを辿り、経ヶ岳を超えたら古戦場から峠越えの道へ。志田峠からは相模湾まで見渡すことができ、「いにしえの武将たちもこんな景色を目にしていたのかしらん」と思いを馳せてみました。ロングトレイルにさすがに疲れ果てたころ、見覚えのある景色に遭遇。ゴール地点は懐かしい神奈川【13】山里から津久井湖へのみちと共通で、ここでも季節の移ろいなど感じたのでした。

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関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)神奈川【16】大山参り蓑毛のみち

関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)神奈川【16】大山参り蓑毛のみち

大山は阿夫利山、つまり雨降り山。晴れてる時に足を踏み入れたことがないけれど、今日も今日とて……。「霧の中の山道は幻想的」なんて呑気に歩いていたら、たどり着いた尾根で下からの強風と雨に煽られて大変な目に。山舐めたらダメ、ゼッタイ。全身ずぶ濡れで命からがら下山したら、下界はすっかりドライモードで心底しょんぼりしました。とはいえ、連れは山中で駆け上るカモシカを目撃したそうでごきげんです。

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関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)神奈川【15】弘法大師と丹沢へのみち

関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)神奈川【15】弘法大師と丹沢へのみち

「あと3ルートで神奈川踏破!」と思うと気が急くもので、雨あがりを狙って神奈川【15】弘法大師と丹沢のみちへ。スタート地点からしばらくは2ヶ月前に通った神奈川【9】弘法大師と桜のみちと共通ということで慢心し切ってたら、うっかり道に迷いました。2ヶ月前には梅が盛りでしたが、すっかり新緑の季節に。どこもかしこも春真っ盛りで、「これが『山笑う』ってことかぁ」と妙に納得させられました。いよいよ神奈川県ルートも残すところ2ルート。ラスボス・大山が待ってます。

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関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)神奈川【14】峰の薬師へのみち

関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)神奈川【14】峰の薬師へのみち

午前中に「橋本」駅前で用事を済ませたのち、うららかな日差しに誘われて再び津久井湖へ。盛りをすぎたもののまだまだ美しい桜を眺め、花吹雪のなかを進みます。ただの道ばたがなんとも「映える」季節です。県道から住宅街の道へ、そして林のなかを蛇行する山道へ。たどり着いた峰の薬師からは、眼下に津久井湖と相模原の街並みが一望できました。奥の院のさらに奥へ進むと、いよいよ県都境の三沢峠へ。林道を下った先の終点が「梅の木平」バス停。「紅天女がいそう」との想像を裏切る国道沿いのバス停から利用できるバスは日に3便と判明し愕然としたのでした。

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